プロパンで走るトラックが夢から現実に-米シェールブームで

米ブルー・スター・ガス(カリフォルニア 州)は約80年にわたり、西海岸全域で主にガソリンを燃料とするトラッ クでプロパンを輸送していた。同社は今、保有する55台のトラックを、 貨物と同じプロパンを燃料とするトラックに切り替える取り組みを進め ている。

同社だけではない。米物流大手ユナイテッド・パーセル・サービス (UPS)は既に1000台を超える配達用プロパントラックを利用してお り、購入を増やす計画だ。

プロパン車への移行が加速している背景にはシェール層から生産さ れるプロパンの供給が過剰となっていることがある。プロパン価格は13 年ぶりの安値近辺に下落し、ディーゼル油より75%安くなっている。地 球温暖化への懸念が高まる中、プロパンには環境面の利点もある。プロ パンはガソリンと比較して二酸化炭素(CO2)排出量が12%少ない。

ブルー・スターのジェフ・スチュアート社長は電話インタビューで 「事業用プロパン車の普及率は劇的に上昇している。ガソリンが値下が りしている局面でもプロパン車を利用すれば一段と節約できる」と指摘 する。

コンサルティング会社ICFインターナショナル(バージニア州) によると、米国でのプロパン車の販売台数は今年、2万台に達する見通 し。予想通りなら前年比で約35%増加し事業用天然ガス車の販売台数を わずかに上回る。

原題:Shale Boom Propels Propane-Powered Trucks From Dream to Reality(抜粋)

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