【個別銘柄】好業績明治HLDや森永菓急伸、赤字グリー安い

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6日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は次の通り。

明治ホールディングス(2269):前日比17%高の2万720円。2016 年3月期営業利益予想を520億円から600億円に上方修正した。市場予想 は581億円だった。プロバイオティクスヨーグルトなど主力商品の売り 上げが好調に推移した。また、9月末の株主を対象に1株を2株に分割 する。野村証券は18年3月期の営業利益目標を640億円とした中期計画 を初年度に達成可能と指摘。高いブランド力で値上げ時も数量の影響は 軽微だったと分析した。目標株価を1万9000円から2万3000円に引き上 げ、投資判断「買い」を継続した。

森永製菓(2201):100円(18%)高の655円でストップ高。4-6 月期の営業利益は前年同期比4.2倍の28億2200万円だった。主力の食料 品製造事業で「ダース」などの定番品のほか、高付加価値商品が好調に 推移。「チョコモナカジャンボ」などのアイス、「ウイダーinゼリー」 など健康部門も伸びた。野村証券は投資判断「買い」を継続し、目標株 価を520円から710円に上げた。予想をはるかに上回る好決算と評価、 収益性の改善は一過性ではないとみている。

グリー(3632):8.6%安の669円。15年6月期純損益は103億円の 赤字だった。前の期は173億円の黒字。既存タイトルが低迷した北米子 会社の減損損失計上が響いた。野村証券は減損計上で純損失に転じた点 は業績面と戦略面の両方でネガティブな印象と指摘。上期計画も保守的 な印象で業績回復の自信のなさが浮き彫りになった格好とした。

バンダイナムコホールディングス(7832):6%高の2889円。4- 9月期の営業利益予想を従来の200億円から250億円に上方修正した。 「ドラゴンボール ゼノバーズ」のリピート販売など海外の家庭用ゲー ムソフトの販売が好調だったほか、スマートフォン向けゲームアプリケ ーションなども貢献。「機動戦士ガンダム」、「妖怪ウォッチ」などの 商品も好調に推移した。

住友ゴム工業(5110):8.1%安の1755円。1-6月期の営業利益 は前年同期比17%減の293億円だった。国内でスタッドレスタイヤの販 売が低調だったほか、自動車生産台数の減少で新車用タイヤの販売数量 も減少した。SMBC日興証券は営業利益が会社計画300億円を若干下 回り、第一印象はネガティブ、と指摘した。

東洋ゴム工業(5105):5.4%安の2640円。免震ゴムの性能偽装問題 で、15年6月中間決算に100億程度の追加損失を計上する方針、と6日 付けの読売新聞朝刊が報じた。同社は追加損失の金額は精査中で、10日 の取締役会決議を経て同日発表する予定と文書でコメント。業績予想の 修正も同時に発表するとした。

NTT(9432):3.2%高の4945.5円。4-6月期の営業利益は前 年同期比20%増の3588億円と、市場予想3118億円を上回った。野村証券 は決算はポジティブな内容で、利益進ちょくは良好と評価。株主還元も 具体策が徐々に公表されるとみている。

三井物産(8031):4%高の1645円。4-6月期純利益は前年同期 比24%減の969億円だったと、6日午後に発表した。市場予想の663億円 を上回った。

アルフレッサホールディングス(2784):9.7%高の2356円。4- 6月期営業利益は前年同期比16%増の73億8100万円だった。新たに発足 した子会社による地域に密着した事業展開を進めたことから主力の医療 用医薬品等卸売事業が増収増益を達成。外国人観光客の増加に伴い一般 用医薬品や健康食品などが伸びたセルフメディケーション卸売事業も営 業黒字に転換した。また、発行済み株式総数の3.2%にあたる150億円を 上限に6日から自社株買いも行う。

アイシン精機(7259):6.1%高の5140円。ゴールドマン・サック ス証券は投資判断を「中立」から「買い」に、目標株価を4500円か ら5700円に上げた。二酸化炭素削減に不可欠なAT(オートマティック トランスミッション)の多段化が成長をけん引する、と分析。世界AT シェアトップの子会社アイシンAWの収益見通しを来期以降1割引き上 げた。また、新工場稼働に伴い、同社のAT商品の優位性も顕在化する などとみている。

太陽誘電(6976):6.5%高の1581円。4-6月期の営業損益は50 億3700万円の黒字だった。前年同期は6億5100万円の赤字。コンデンサ 事業やフェライト・応用製品事業などで、通信機器向け、自動車・産業 機器向けの売り上げが増加した。

クボタ(6326):3.9%高の2113円。4-6月期の営業利益は前年 同期比15%増の601億円だった。固定費増を国内外での増収効果や為替 の改善などで補った。野村証券は堅調な米国売り上げにアジアでの拡販 が寄与し、セクターの中でも安定した業績拡大を見込める点を評価。投 資判断「買い」を継続し、目標株価を2290円から2370円に上げた。

荏原(6361):6.8%安の505円。4-6月期営業損益は20億5900万 円の赤字、前年同期は14億7000万円の赤字だった。精密・電子事業で増 益も風水力事業で損失が拡大した。クレディ・スイス証券は季節要因だ が、物足りない印象と指摘。投資判断「アウトパフォーム」を継続する が、原油価格の下振れリスクが強まる中、株価材料が不足気味の印象と した。

東洋紡(3101):7.6%高の198円。4-6月期の営業利益は前年同 期比11%増の44億6400万円だった、と6日午後に発表した。フィルム事 業で、新製品の市場展開や新設備の稼働に伴う費用が減少したほか、エ ンジニアリングプラスチックが海外で販売を伸ばした。

前田建設工業(1824):6%高の923円。4-6月期の営業利益は 前年同期比26%増の38億5100万円だったと6日午後に発表した。建設業 界で住宅建設などの民間投資が持ち直しに向かい、受注環境が底堅く推 移する中、建築事業、土木事業が好調だった。

パイオニア(6773):4.9%高の237円。4-6月期の営業利益は前 年同期比74%減の6900万円だった。SMBC日興証券は18億円の赤字を 予想していたため、わずかではあるが黒字を確保した点はポジティブと 評価。会社計画でも同四半期は営業損失を想定していたため、上振れ進 捗(しんちょく)になったと指摘した。

キリンホールディングス(2503):4.2%安の1814.5円。1-6月 期の営業利益は前年同期比15%増の580億円だった。SMBC日興証券 は国内外の飲料事業の業績が同証予想を下回ったため、ネガティブな印 象と指摘。医薬事業以外はまだまだ評価できる状態にないとみている。

ヤマダ電機(9831):5.3%高の499円。4-6月期の営業利益は25 億9200万円だった、と6日午後0時に発表した。前年同期は3400万円だ った。自社競合解消や既存店舗改装、業態転換などを通じた店舗効率の 改善により収益性が向上した。

サンマルクホールディングス(3395):7.8%安の4045円。4-6 月期の営業利益は前年同期比6.9%減の15億2200万円だった。ベーカリ ーレストラン・サンマルクや生麺工房鎌倉パスタなど直営店32店舗を出 店した影響で、経費が増加した。

ユー・エス・エス(4732):7.1%高の2415円。三菱UFJモルガ ン・スタンレー証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」 に、目標株価を2300円から2600円に上げた。成約台数の伸びと手数料単 価の引き上げによる効果を見直し、同証の16年3月期営業利益予想 を358億円から373億円に増額した。

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