英中銀スーパーサーズデー到来、情報のダム開くカーニー総裁

「スーパーサーズデー」、「メガサーズデ ー」、「ブロックバスターサーズデー」。イングランド銀行(英中央銀 行)が政策決定を発表する6日はいろいろ呼び方はあるが、退屈な1日 にならないという点では一致している。

カーニー英中銀総裁はこの日開催の金融政策委員会(MPC)の結 果とともに大量の情報を公表する。ロンドン時間正午(日本時間午後8 時)に英中銀は8月の金利に関する決定と採決の内訳、最新の経済予測 を公表する。MPCの決定に関する全ての情報を一度に公表することに より、中銀のコミュニケーションの刷新を目指すカーニー総裁の取り組 みが実現することになる。

6日に向けて準備に熱が入ったのは、英中銀の政策トーンがちょう ど転換しつつあるタイミングのためだ。経済成長の勢いや上向く賃金、 労働市場の引き締まりを受けてMPCメンバー9人中少なくとも1人は 利上げを支持する可能性がある。MPCでの利上げ票は昨年12月以来と なる。

スコシア銀行のエコノミスト、アラン・クラーク氏(ロンドン在 勤)は「6日はプレゼンテーションの変更だけでなく、金利環境の変化 という理由からも大いに重要な日だ」と指摘した。

政策当局者が物価見通しの見極めで注目する賃金は5月に3.2%増 と、約5年ぶりの高い伸びとなった。英国内総生産(GDP)は10四半 期連続で拡大し、4-6月(第2四半期)には1人当たりGDPは景気 悪化前の水準に戻った。

ブルームバーグ・ニュースのエコノミスト調査によると、回答者42 人全員がMPCは政策金利を0.5%に据え置くと予想。ただ、20人中19 人はMPCの投票が割れると予想し、最大4人が反対票を投じるとの見 方も示された。

原題:Carney Opens Dam to BOE Policy Torrent as Super Thursday Arrives(抜粋)

--取材協力:Scott Hamilton、Mark Evans.