中国:有料道路のてこ入れ策検討-成長回復へ民間資金呼び込み

中国の有料道路運営会社は30年間にわたり、 世界最大規模を誇る同国の高速道路網の建設を支えていた。しかし、政 策当局がインフラ投資と減速する経済の回復を目指す中で、これらの企 業の財務力は弱まっている。

あくまでも習近平国家主席の新たな計画が奏功すればの話だが、そ こで登場するのが民間投資家だ。

現在提案されている規則案では、道路運営会社は現在の料金徴収制 限期間である15-30年間を超えて利用者から料金を徴収できるようにな る。運営会社が負債と運営コストを賄うのに苦戦する中、この計画は赤 字に苦しむ業界のてこ入れとなる可能性がある。

JPモルガン・チェースの中国担当チーフエコノミスト、朱海斌氏 は、「料金徴収期間の延長は、高速道路開発に民間投資家を呼び込むの に寄与する可能性がある」と指摘。この計画は官民共同プロジェクトを 促進したい政府の意向を反映していると述べた。

2008年以降の景気刺激策に伴い地方政府の債務は膨らんでおり、習 主席がこういった措置を繰り返すことに消極的であることを今回の計画 は示している。当局は新たな刺激策を準備しながらも、直接国の負債拡 大につながるような措置を回避している。

道路や空港建設などの公共事業を賄うために民間資金を呼び込むこ とは一助となる。そのためには中国はこれらの事業の利益を改善する必 要がある。昨年の料金収入に基づいてブルームバーグ・ニュースがまと めた試算によると、料金徴収期間を10年延長すれば既存の高速道路から の料金収入は約4兆元(約80兆円)増加する。

原題:China Considers Plan to Bolster Toll Roads in Search for Growth(抜粋)