米財務省:債務上限協議の難航、短期債発行の足かせの恐れ

米財務省は連邦債務上限をめぐる議会審議が 難航すれば、短期国債の発行を制限せざるを得なくなる恐れがあると表 明した。世界で最も安全な資産への需要拡大で短期債の需給はすでに引 き締まっており、同市場には逆風となる。

政府の借り入れが3月に法定上限に達して以降、財務省は債券市場 へのアクセス継続と上限を守りながら資金を調達するために非常手段を 講じている。ルー財務長官は先週、一連の非常措置が恐らく少なくと も10月まで続くとの見通しを示していた。

需要拡大に対応し、年限の偏りや過度な価格上昇リスクを抑えるた め、5月に短期国債の発行を増やすことを決めたばかりの財務省は債務 上限を突破しないよう、今後数カ月は発行を絞らなければならなくなる 見通しだ。

ライトソンICAPのチーフエコノミスト、ルー・クランドール氏 は、「財務省は短期債発行を拡大することに非常に前向きだが、米議会 は今後数カ月発行を減らさざるを得ない状況に財務省を追い込むことに なるだろう」と指摘。「需要拡大と供給減少が重なり、短期国債の品薄 感が特に目立つ可能性がある」とコメントした。

原題:Treasury Warns Debt Ceiling Deadlock May Squeeze Bill Market (1)(抜粋)