薄日差す欧州の銀行、4年ぶりの好業績-10行決算出そろう

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ユーロ圏の銀行大手10行の4-6月(第2四 半期)決算が出そろい、純利益の合計は過去4年余りで最高となった。

ブルームバーグがまとめたデータによれば、資産規模で上位10行の 純利益合計は114億ユーロ(約1兆5500億円)と、2011年1-3月(第 1四半期)以来で最高だった。10行とも利益が前年同期比で10%以上の 伸びとなった。

欧州の銀行業界はソブリン債危機のあおりで不良債権増加と需要の 弱さに悩まされてきたが、欧州中央銀行(ECB)の刺激策などをてこ に経済が回復し始め、ようやく一息ついた形だ。

オリックス傘下のロべコ・グループで金融株の運用に携わるパトリ ック・レメンス氏は「欧州の銀行の方向性は悪くない」として、不良債 権の減少傾向や一部での融資拡大を指摘した。

業績回復を反映して株価も上昇。ストックス欧州600指数の業種別 で、銀行株は2番目の好パフォーマンス。07年以来で最高の四半期利益 を発表したフランスのソシエテ・ジェネラルは、株価が5日に7.9%高 と2年ぶりの大幅上昇を演じた。

ただ、資本規制の強化や過去の問題行動に絡む制裁金、利ざやの薄 さなど、欧州の銀行への逆風も残っている。

原題:Best Profit Since 2011 Signals Europe’s Banks Turning Corner (1)(抜粋)

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