米メディア株が軒並み安-ディズニー業績見通しに暗雲で

世界最大のエンターテインメント会社、米ウ ォルト・ディズニーの業績見通しに暗雲が垂れ込めた影響で、タイム・ ワーナーや21世紀フォックス、CBSなどのメディア株が5日の米国市 場で軒並み下落した。

ディズニーは今年に入って過去最高の収益を記録し、同社株はダウ 工業株30種平均構成銘柄で最も好調に推移していた。しかし4日発表の 4-6月(第3四半期)売上高が市場予想を下回った上にケーブルテレ ビ(CATV)部門の増益率見通しが引き下げられ、投資家は不意打ち を食らう形となった。

ブルームバーグ・インテリジェンスのアナリスト、ポール・スウィ ーニー氏は、この見通しの下方修正はメディア株投資家が最も懸念して いる従来の有料テレビチャンネルのセット販売のほころびを浮き彫りに したと指摘した。これまで米テレビ業界のビジネスモデルを数十年間に わたり支えてきた数百のチャンネルのセット販売は需要が縮小してお り、代わりにネットフリックスのようなオンラインビデオサービスやチ ャンネル数が少ないセットが消費者に選ばれている。

5日の米株式市場で、ディズニー株は一時10%安と、2011年8月以 来の大幅安となった。5日の取引終了後に決算を発表した21世紀フォッ クスとCBSは共に一時5%超下落。フード・ネットワークとHGTV を所有するスクリップス・ネットワークス・インタラクティブとタイ ム・ワーナーも4-6月期利益が予想を上回ったにもかかわらず下げ た。メディア株の指標、ブルームバーグ米メディア指数の日中の下げ幅 はこの約4年間で最大だった。

スウィーニー氏は「投資家がディズニー決算を見て、これを基にメ ディアセクター全体を推察していることは確かだ」と指摘した。メディ ア株が軒並み下落する中でネットフリックスは一時2.6%上昇し、上場 来高値を更新した。

原題:Disney’s Darkened Outlook Leads to Meltdown in Media Stocks (1)(抜粋)

--取材協力:Christopher Palmeri.

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