英銀HSBCを元行員提訴、人種差別と不当解雇で30億円求め

英銀HSBCホールディングスの元行員がト ルコ人でありイスラム教徒であることを理由に上級管理職から差別を受 け、正当な報酬を支給されずに不当に解雇されたとして、賠償を求めて 同行を提訴した。

工業部門の共同責任者を務めていたハビブ・カヤ・ビバー氏は、入 行10年でも「極めて侮蔑的な扱い」を受けていたと主張している。同氏 の代理人のリチャード・リーパー弁護士がロンドンの雇用審判所に4 日、文書を提出した。HSBCの届け出によれば、同氏は1500万ポンド (約29億2000万円)の支払いを求めている。

弁護士の文書によると、HSBCは「共同責任者のポストの一つを 廃止することについて、一貫性のある理路整然とした説明をしなかっ た」。また、ビバー氏が解雇されたのは宗教と「国籍あるいは民族的出 自」が理由だったとしている。裁判は今週始まった。

英国の法に基づき、不当解雇に対する賠償金は最高で約8万ポンド だが、人種や性別、障害、宗教、年齢などによる差別があった場合の上 限は設定されていない。

ビバー氏はドイツとトルコの国籍を持つ。HSBCは同氏のボーナ スの額と2014年5月の解雇について、成果の低さが理由だと反論してい る。

原題:Fired HSBC Executive Sues for $23 Million Amid Racism Claims (1)(抜粋)

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