アップル株の出来高急増、200日移動平均線割れで先行き不安

テクニカル分析は意味がないと考えるだろう か。アップル株の投資家は同意しかねるだろう。

チャート上の節目としてアナリストが注目する200日移動平均線を 割り込んだ翌日の4日、アップル株の出来高は1億2000万株強に急増 し、1月以来の大商いとなった。今週調整局面に入った同社株は4日、 前日比3.2%安の114.64ドルと半年ぶりの安値で終了。過去11営業日で は10回目の下げ。

市場がどれほど心を奪われたかは、アップル株の取引開始後の売買 代金が米で人気が最も高い上場投資信託(ETF)「SPDR・S& P500ETFトラスト」に匹敵する水準だったことを見れば分かる。出 来高は2015年平均の2倍強となり、決算発表翌日の7月22日を上回っ た。

FBNセキュリティーズのチーフ市場テクニシャン、JC・オハラ 氏は「アップルにとって今は極めて重要だ。保有する銘柄が値下がりし 始めれば、最後の売り手になりたいと思う人はいない」と指摘した。

アップル株の最近の下げは7月21日に始まった。「iPhone (アイフォーン)」販売が予想を下回ったことで、消費者になくてはな らない製品を作り続けられるかどうか懸念が強まり、決算発表後として は2013年1月以来で最大の株価下落を記録した。

カナコード・ジェニュイティーのアナリスト、マイク・ウォークリ ー氏は「アイフォーンは業績にとって極めて重要だが、昨年10-12月の アイフォーン販売は7450万台に上り、前年同期比での成長実現は難しい と懸念されている。移動平均線を割り込み4日になって懸念が増幅され た」と分析した。

原題:Volume Eruption for Apple Shares as 200-Day Line Gives Way (2)(抜粋)

--取材協力:Oliver Renick、Lu Wang、Joseph Ciolli.

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