ウォール街復活、JPモルガンが時価総額トップ10に返り咲き

米国の大手金融機関がいつの間にか米企業の 時価総額ランキング上位に返り咲いた。

JPモルガン・チェースは時価総額が2530億ドル(約31兆4800億 円)となり、消費財のプロクター・アンド・ギャンブル(P&G)と小 売りのウォルマート・ストアーズを抜き、上位10社の仲間入りを果たし た。JPモルガンは過去5年にわたりトップ10の圏外だった。

投資・保険会社のバークシャー・ハサウェイが4位、ウェルズ・フ ァーゴが6位と上位10社中3社を金融機関が占めた。ブルームバーグの データによると、これは2006年以降で最も多い。

米金融機関が順位を上げたことは、金融危機からのウォール街の復 活を印象付ける。6年前には事実上全ての金融機関が圏外に後退した。 S&P500種株価指数に占める金融株のウエートはかつての栄光の日々 になお及ばないが、金融業界の今年の増益率は指数構成銘柄全体の5倍 になると見込まれており、大手金融機関が復活する原動力となってい る。

フィフス・サード・バンコープのチーフ投資ストラテジスト、ジェ フ・コルゼニク氏(シカゴ在勤)は電話取材に対し、「金融セクターの 正常化が進んでいることを示すものだ。金融機関が今後魅力的な投資対 象になるという投資家の信頼感もある程度反映されている」と述べた。

JPモルガンは昨年11位だった。バークシャーの順位は昨年と変わ らず。首位はアップルで、2位のグーグル、3位のマイクロソフトがこ れに続いた。

原題:Financial Firms Too Big to Ignore in List of Largest U.S. Stocks(抜粋)

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