アップル株の投資判断、BOAメリルが引き下げた6つの理由

アップルは苦しい時代を迎えた。4日の株式 市場でアップル株は年初水準と大差ない114.64ドルで終了。4月に は134ドルに上昇していた。

下落の大半はこの数週間に起きている。株価は200日移動平均を割 り込んで、調整局面に入った。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)のワムシ・モハン、ルプル・バ タチャリャ、パラム・シンのアナリスト3氏はこの日のリポートで、ア ップル株の投資判断を「ニュートラル」に引き下げ、株価目標を142ド ルから130ドルに修正した。

3氏の見方はどちらかと言えば建設的で、アップルは依然として有 望な企業であり、今後も同社の製品が成功すると期待できるとしてい る。一方で株価については、リスク・リワード・レシオという点でみれ ば今は最善の状況ではないと指摘した。

アップル株が短期的に圧迫されると予想する主な理由として、 BOAは以下の6つを挙げた。1)iPhone(アイフォーン)の減 速、2)中国市場シェアの伸び悩み、3)株価と相関性のあるドル建て 総利益の伸び減速、4)実際の利益が事前予想を上回る幅の縮小、5) これからのiPhoneに予想される機能改善があまり大きくないこ と、6)資本還元を拡大する可能性が低いこと。

アップル株のバリュエーションは同業他社のものに比べて極めて魅 力的だとの反論も、あえて成り立つかもしれない。しかしながらBOA はアップル株の過去のパフォーマンスを理由に挙げ、バリュエーション が良好でも投資判断引き下げに変わりはないと述べた。

「バリュエーションという指標でみればアップル株が依然魅力的だ ということに異論は唱えないが、同株は魅力的なバリュエーションにも かかわらず、前回の下落局面では30%下げた」。

原題:Bank of America Merrill Lynch Downgrades Apple for Six Key Reasons(抜粋)