GPIF:インフラ・PE・不動産の専門家募集-2月に続き

年金積立金管理運用独立行政法人( GPIF)は5日、オルタナティブ(代替)投資の専門家を採用するた め、職員の募集を行うと発表した。2月に続いて2回目。

今回募集するのは、オルタナ投資のインフラ投資とプライベートエ クイティ(PE、未公開株)、不動産の各運用担当の職員を「若干 名」。いずれも3年以上の実務経験者が対象で、業務遂行に必要な英語 力も求めている。

厚生年金と国民年金の運用資産137.5兆円を抱えるGPIFは昨 年10月末の資産構成見直しで内外株式などリスク資産の目標値を合 計35%から65%に引き上げた。実績の公表がなかったインフラ投資や PE、不動産にも、全体の5%を上限に資金を投じる。実現には金融に 関する高度な知識や経験を持つ人材が必要だ。

しかし、GPIFの役職員数は8月1日現在で87人と、海外の主要 な公的年金を大幅に下回る。政府の有識者会議は2013年11月の提言で、 専門人材の必要性を指摘した。政府は13年末の閣議決定で、GPIFな どの職員数や給与水準の弾力化を容認。昨年3月には専門家の確保に必 要な経費については、政府が独法に課した経費節減の対象外とした。

GPIFは昨年末にかけて、専門人材の採用に適した給与体系を検 討してきた。三谷隆博理事長は新設の最高投資責任者(CIO)に英 PE投資会社コラー・キャピタルのパートナーだった水野弘道氏を1月 5日付で任命。水野氏は投資委員会の委員長にも就いた。

1月にはウェブサイトで役職員の新たな給与規程を公表。同月1日 付の組織改正で高度な専門知識や経験を持つ人材を確保するため、「運 用専門職」を新設した。諸手当を除いた月給の最高額は145.7万円とな る。従来の調査室を投資戦略部に改組し、運用リスク管理課を新設。運 用部にはオルタナティブ投資課を新たに設けた。

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