シャイアーのバクスアルタ買収提案、希少疾病薬の成長が背景

アイルランドのシャイアーによる米バクスア ルタへの300億ドル(約3兆7300億円)規模の買収提案は、かつては見 向きもされなかった疾病薬がいかに貴重な収益源になっているかを示し ている。

バイオ医薬品のバクスアルタはシャイアーからの一方的な提案を拒 否。シャイアーは希少疾病分野で世界最大手の医薬品メーカーになるた め、同社買収を目指している。希少疾病薬メーカーは急速に成長してお り、政府のインセンティブや遺伝学的進歩が追い風となっている。

希少疾病の治療は少数の患者向けで、競合相手も少なく、保険各社 はこうした治療に対してほとんど抵抗を示さないため、同分野の医薬品 メーカーは高めの価格を請求することが可能だ。当局は希少疾病用薬向 けに税制優遇措置や7年の独占販売などのインセンティブを与えてい る。

市場調査会社エバリュエートファーマによれば、米食品医薬品局 (FDA)が20万人以下の患者を対象にした医薬品と定義するオーファ ンドラッグ(希少疾病用医薬品)の世界の処方薬販売は今後5年で1760 億ドルへと60%強増加する見通しだ。

原題:Some of World’s Priciest Drugs Fuel Shire’s $30 Billion Bid (1)(抜粋)

--取材協力:Doni Bloomfield.