スイスの老舗ホテル、中東からの集客期待-欧州の宿泊客減で

ヤシの木とルガーノ湖の青く輝く水面を見下 ろすスイスのホテルスプレンディドロイヤルは、中東から宿泊客を呼び 込むことを目指している。。

1887年創業の5つ星老舗ホテルであるスプレンディドロイヤルは、 中東料理のメニューを増やすことを計画している。これは新興国から宿 泊客を引き付けようとするスイスの観光業界の取り組みの一例だ。これ らのホテルは、スイスフランの上昇でスイスの観光地から足が遠ざかっ ている欧州の宿泊客の減少を補おうとしている。

同ホテルのゼネラルマネジャー、ジュセッペ・ロッシ氏はアラブ人 観光客について、「スイスは清潔で安全な国で景色も美しい」と認識し て訪れていると指摘する。同氏は今年、顧客との関係を築くためクウェ ートやサウジアラビア、カタールなどの諸国を訪問したと説明。中東か らの宿泊予約は今年に入って約5%増加しているという。

英登山家エドワード・ウィンパー氏の登山隊が150年前にマッター ホルン登頂に成功して以降、スイスの観光業界は欧州の顧客に主に重点 を置いてきた。ここ数年は、スイスフランがユーロに対して上昇してい るため、老舗ホテルは方針を転換し欧州以外の顧客をターゲットにして いる。ジュネーブでは、サウジの故ファハド国王が35年前に夏季の宮殿 を建設。グランドホテルケンピンスキーマンダリンオリエンタルはア ラビア語のウェブサイトを持っている。スプレンディドロイヤルのメニ ューにはレバノン産ワインや中東料理のローズウォーター・プディング が並ぶ。

スイスではサウジやクウェート、カタール、アラブ首長国連邦 (UAE)からの宿泊客数が2011-14年にほぼ2倍に増え、72万5000人 に達した。

原題:Swiss Hotels Look to Gulf Guests to Offset European Shortfall(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE