米AIGがM&A棚上げ、日本の子会社の経営統合に集中へ

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米保険会社アメリカン・インターナショナ ル・グループ(AIG)は、保険業界で相次いでいる合併・買収(M& A)の動きには加わらず、日本の保険子会社2社の経営統合に集中する 計画だ。

AIGの消費者部門責任者ケビン・ホーガン氏は4日の電話会議 で、AIU損害保険と富士火災海上保険の統合時期が2016年以降に先送 りされたことを明らかにした。AIGのピーター・ハンコック最高経営 責任者(CEO)は以前、統合が早ければ年内にも完了する可能性があ ると述べていた。

AIGは11年に富士火災の買収を完了した。富士火災との統合に集 中する同社の姿勢は、エースやXLグループなどの保険会社とは対照的 だ。エースのエバン・グリーンバーグCEOは先月、同業のチャブ を280億ドル(約3兆4800億円)余りで買収する計画を発表、XLは今 年に入りカトリン・グループを約40億ドルで買収した。

AIGのハンコックCEOは電話会議でエースの買収について質問 されると、「われわれが買収を行う必要性に対して影響はないと思う」 と指摘。「われわれはすでに多くの点で最大手の保険会社の一つだ」と した上で、「富士火災の買収と同社との統合を消化するために仕事が山 積している」と述べた。

保険会社が顧客や代理店を取り込むためにリスク分散と規模拡大を 目指す中で、米損害保険会社のトラベラーズやマーケルも買収に関心を 示している。

AIGは4日、日本子会社2社の統合の最終的な時期について、日 本の監督当局からの認可次第だとの見解を示した。

原題:AIG Puts M&A on Back Burner After Japan Integration Plan Stalls(抜粋)

--取材協力:Selina Wang.

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