ソロス氏が秘蔵っ子に2500億円-べセント氏がファンド設立へ

資産家で著名投資家のジョージ・ソロス氏の 資産300億ドル(約3兆7300億円)相当の管理・運用に過去4年間携わ ってきたスコット・べセント氏が、ソロス・ファンド・マネジメントを 年末で退職し、自らのヘッジファンド運営会社を新たに設立する。

ソロス・ファンドの社員に宛てた社内文書によれば、べセント氏 (52)が設立する「キー・スクエア・グループ」にはソロス氏が20億ド ル(約2500億円)出資する。べセント氏は他の投資家からも資金募集を 開始するが、ソロス氏からの出資を受けることで、同社は新興のヘッジ ファンド運営会社としては過去最大級の規模となる。

ソロス氏の息子であるロバート・ソロス氏は社内文書で、「スコッ ト(・ベセント氏)は過去4年にわたり熟練した技能と献身的な熱意で 会社の資産運用に従事した。個人資産を運用するファミリーオフィスの 枠組みで外部から資金集めができないという制約もあるため、自らのベ ンチャーをスタートさせることを決めた」と説明した。

1990年代に約8年にわたりソロス氏の欧州投資の管理・運用に携わ ったべセント氏は、2011年にソロス氏の元に復帰。非公開情報であるこ とを理由に関係者の1人が匿名を条件に語ったところでは、ソロス・フ ァンドは最高投資責任者(CIO)を務めたべセント氏の下で約100億 ドルの利益を達成した。

社内文書によれば、べセント氏はソロス氏のファミリーオフィスへ の助言を今後も継続し、同氏やその家族との緊密な関係を維持する。べ セント氏退職後のソロス・ファンドの投資戦略と資産配分は、同氏とロ バート・ソロス氏が設置した既存の委員会によって管理される。

原題:Soros Hands Top Money Man Bessent $2 Billion to Start Own Firm(抜粋)