米国株の強気相場、土台がひび割れ-アップル2月以来11%安

米国株の強気相場の土台がまたひび割れし た。

相場に幅がなく企業利益が減少する恐れがある中、アップル株の調 整局面入りが新たに投資家の懸念を強めた。アップルの株価は3日、前 週末比2.4%下げ118.44ドルとなった。2月以来の下落率は11%に広が り、チャート上の節目とされる200日移動平均線を2013年以降で初めて 下回った。

これはアップル株の強気派にとっても米株式市場にとっても良い知 らせではない。アップル株はS&P500種株価指数では3.7%、ナスダッ ク100指数では13%のウエートを占める。3日のアップル株は10営業日 で9回目の下落となり、こうした下げが続いたのは12年5月以来。

ハンティントン・アセット・アドバイザーズのファンドマネジャ ー、ピーター・ソレンティーノ氏(シンシナティ在勤)は「これほど多 くのファンを持つ市場の代表的銘柄がトレンドを割り込むのを見れば不 安にさせられる」とコメント。「人気銘柄であり、スピードを落とす必 要があったが、市場全体にとって調整が迫っているのかという疑念を生 じさせる」と述べた。

アップル株が200日移動平均線を下回ったのは13年9月以来で、そ の後は471営業日連続で同移動平均線を上回っていた。最近のアップル 株下落は、今年2月以降の狭いレンジの取引から脱出できないでいる米 株式相場にとって新たな痛手だ。アップル株は09年3月以降に約10倍に 値上がりし、S&P500種の上昇分の5.3%を占めている。

原題:Bull Market Losing Biggest Supporter as Apple Caps 10% Retreat(抜粋)

--取材協力:Oliver Renick.

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