ディズニー株下落、売上高は予想下回るーCATV見通し悪化

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世界最大のエンターテインメント会社、米ウ ォルト・ディズニーの株価が4日の時間外取引で下落した。4-6月 (第3四半期)売上高はアナリストの予想を下回った上、ケーブルテレ ビ(CATV)部門の利益予想を下方修正したことも嫌気された。

ディズニーはドル高の影響で来年の営業利益が5億ドル(約620億 円)押し下げられる見通しを示した。同社株は決算発表後に一時6.5% 下落し113.75ドルを付けた。

ESPNなどのケーブルネットワークは会員数減少に見舞われてお り、ドル高による為替差損がCATVや海外テーマパーク部門の業績を 圧迫している。今回の業績見通しはディズニーの好調な業績に慣れてい た投資家の不安感を誘った。

クリスティーン・マッカーシー最高財務責任者(CFO)は4日の 投資家向け電話会議で、コムキャストなどの有料テレビ事業者からの提 携収入が従来予想に届かないと予想。為替差損も重なり、CATV部門 の利益の伸びは抑制されるとの見通しを示した。さらに、「主要な外国 通貨に対するドル高で当社の2016年営業利益には約5億ドルの悪影響が 及ぶ見通しだ」と述べた。

CATV部門

同社はCATV部門の見通しを下方修正した。従来は13-16年度の 増益率を1桁台後半と予想していたが、1桁台半ばと見通しを修正し た。

4日の発表資料によると、4-6月(第3四半期)売上高は前年同 期比5.1%増の131億ドル。アナリストの予想平均は132億ドルだった。 一部項目を除いた1株利益は1.45ドルで、ブルームバーグが集計したア ナリスト予想平均(1.41ドル)を上回った。ブルームバーグの集計デー タによると、同社の売上高がアナリスト予想を下回ったのは2年ぶり。

ディズニーランド・パリでのコスト増加や香港での来場者数減少が 響き、海外のテーマパーク部門は減益。米国内施設を含めたテーマパー ク部門の売上高は4%増の41億3000万ドルで、利益は9%増の9億2200 万ドルだった。

テレビ部門の営業利益は4%増の23億8000万ドル。ディズニー・チ ャンネルやABCファミリー、ESPNなどの国内ネットワークがけん 引役となった。ケーブルネットワークの利益は7%増の20億8000万ド ル。一方、ABC放送部門は番組制作費用の増加や広告収入の減少が響 き、利益が15%減少した。

映画製作部門の売上高は13%増の20億4000万ドル。利益は15%増の 4億7200万ドル。4-6月期業績には「アベンジャーズ/エイジ・オ ブ・ウルトロン」や「シンデレラ」が含まれる。

原題:Disney Falls as Revenue Misses, Cable Profit Outlook Darkens (1)(抜粋)

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