ドイツ国債が反落-商品相場回復でECB追加措置の観測後退

4日の欧州債市場ではドイツ30年債が反落。 利回りは最近の相場上昇局面で2年ぶり低水準を付けていたが、この日 は商品相場の回復を受けて、欧州中央銀行(ECB)が追加緩和策を講 じるとの観測が後退した。

スペインとイタリアの国債も一時の上げを解消。原油などの商品が 値上がりしたためだ。インフレ率押し上げを目指すECB当局者らは、 量的緩和(QE)プログラムに基づく国債購入を少なくとも2016年9月 まで継続する方針をこれまでに示している。

ラボバンク・インターナショナルのシニア市場エコノミスト、エル ウィン・デフロート氏(ユトレヒト在勤)は「先週末と前日に商品相場 は大きく下げたので、その反転に市場が左右されただけだ」と発言。 「一服感が出ただけで、トレンド転換とは言えない」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時37分現在、ドイツ30年債利回りは前日比3ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の1.34%。一時は6月2 日以来の低水準となる1.27%まで下げた。同国債(表面利 率2.5%、2046年8月償還)価格は0.815下げ129.395。

ドイツ2年債に対する上乗せ利回り(スプレッド)は4bp拡大 の158bp。ここ2カ月で最小となる151bpまで縮小する場面もあっ た。この日発表された6月のユーロ圏生産者物価指数が前年同月比で前 月よりも一段と落ち込んだことが背景にある。

スペイン10年債利回りはほぼ変わらずの1.94%。一時4bp下げ た。同年限のイタリア国債利回りは1.77%にとどまった。

原題:Germany’s Bunds Halt Advance as Commodities Rebound From Lows(抜粋)

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