きょうの国内市況(8月4日):株式、債券、為替市場

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●日経平均が続落、商品安と米統計低調-三菱商など資源、輸出売り

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東京株式市場では日経平均株価が小幅続落。減益決算の三菱商事が 午後に急落するなど商社株が下げ、国際商品市況の下落もあり、鉱業や 非鉄金属など資源関連株が安い。米国製造業統計の低調も嫌気され、電 機や機械など輸出株も軟調。半面、電気・ガス、空運、陸運など原油安 メリット業種、医薬品や小売など内需関連株は堅調に推移し、株価指数 を下支えした。

日経平均株価の終値は前日比27円75銭(0.1%)安の2万520円36 銭。TOPIX は0.23ポイント(0.01%)高の1659.83と、小幅に5日 続伸した。

みずほ信託銀行の浅岡均シニアストラテジストは、「商品市況の下 落ピッチが加速しており、新興国通貨も売られるような展開になってい る。リスクオフというほどではないが、懸念が強まっている」と指摘。 中国経済の減速が他国の統計にも波及し始めており、「前日の米ISM 統計なども外需が弱かったことが重しになった」とみていた。

東証1部33業種は水産・農林、卸売、電機、非鉄、鉱業、機械、鉄 鋼、ガラス・土石製品など16業種が下落。電気・ガス、医薬品、空運、 小売、陸運、不動産など17業種は上昇。

売買代金上位では三菱商が急落。販売費・一般管理費の増加や資源 関連投資先の受取配当金の減少などから、午後1時に発表した4-6月 期の税引前利益は前年同期比31%減だった。村田製作所やJT、キーエ ンス、三井物産、富士通も下げ、4-6月期営業利益の進捗率が21%に とどまったカルビーも安い。半面、東京電力やアステラス製薬、スズ キ、良品計画、コーセー、三菱地所、JR東日本は高い。

東証1部の売買高は23億8340万株、売買代金は2兆8694億円。上昇 銘柄数は883、下落は889。

●長期金利2カ月ぶり0.4%割れ、入札終え買い意欲強まったとの見方

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債券相場は上昇。長期金利は約2カ月ぶりに0.4%割れとなった。 前日の米国債相場が原油安や弱めの経済指標を背景に続伸したことに加 え、きょう実施の10年国債入札を波乱なく終えたことが買い安心感につ ながった。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の339回債利回 りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ばい の0.41%で開始。徐々に水準を切り下げ、午後に入ると2ベーシスポイ ント(bp)低下の0.39%と、5月29日以来の水準まで達した。いった ん0.40%を付けたが、再び0.39%に下げている。5年物の124回債利回 りは0.085%と、新発債として5月28日以来の低水準を付けた。

メリルリンチ日本証券の大﨑秀一債券ストラテジストは、「午後に 入って先物や長期債が買われたのは、10年債入札が順調になるとの思 惑。結果自体は可もなく不可もなくということで売りに転じたが、市場 で金利低下のリスクを感じる向きは多そう。5年債など中期ゾーンには 外国人投資家の需要が入っているもよう。市場参加者の買い意欲が徐々 に強まってきた印象」と話した。

長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比3銭高の147円57銭 で開始した。午後に入ると一段高と水準を切り上げ、一時147円80銭と 中心限月の日中取引ベースで4月30日以来の高値を付けた。結局は25銭 高の147円79銭で引けた。

財務省が午後零時45分に発表した表面利率0.4%の10年利付国債 (339回債)の入札結果によると、最低落札価格は99円96銭と、事前の 市場予想を2銭下回った。小さければ好調さを示すテール(落札価格の 最低と平均の差)は4銭と前回の3銭からやや拡大。投資家需要の強弱 を反映する応札倍率は2.84倍と、1月以来の高水準となった。

●ドル・円は123円後半、米雇用情勢見極め-豪ドル買い主導でドル安

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東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ド ル=123円台後半で推 移。米国の利上げ時期を見極める上で重要な雇用 関連指標待ちの姿勢 が強く、ドルの上値は限定的となった。

4日午後3時35分現在のドル・円相場は123円97銭付近。正午すぎ に124円11銭までドルが値を戻す場面が見られたが、オーストラリア準 備銀行(中央銀行)が政策決定会合後に発表した声明内容を受けて、豪 ドル買いが進むと、対円にもドル売りが波及し、一時123円89銭まで水 準を切り下げた。

FPG証の深谷幸司社長は、ドル・円は米雇用統計を控えて、「完 全に様子見状態」だと指摘。その上で、向こう2年で2%までの米利上 げが想定される一方、年内は「利上げペースが緩やか」との見通しを背 景に、ドル高・円安の余地は限られる可能性があるとみている。

豪中銀は4日の金融政策決定会合で、政策金利であるオフィシャ ル・キャッシュレートの誘導目標を過去最低の2%に据え置くことを決 めた。今回の決定は市場とエコノミストの予想通り。

声明から一段の通貨安が必要との文言が削除されたことを受けて、 豪ドル買いが活発化。米ドルに対して一時1豪ドル=0.7385ドルと、7 月23日以来の高値を付けた。