ヘイズ被告「みんなやってました」では裁判勝てず-個人に責任

ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)操作 の共謀で3日に有罪評決を受け、禁錮14年が言い渡された元トレーダー のトーマス・ヘイズ被告は、自分の金融市場での不正行為を誰もが承知 していたと訴えたが、その種の主張は同被告が初めてではない。しか し、今回全会一致の有罪評決が出たことで、この使い古された戦術の誤 りがあらためて証明された。

ヘイズ被告はLIBOR操作や共謀など8つの訴因全てについて陪 審が有罪を認定した。被告の弁護士は、被告が同僚と同じように行動し ただけであり、雇用主も完全に承知していたが止めようとしなかったと 主張した。

スイス最大の銀行UBSグループと仏銀ソシエテ・ジェネラルで数 十億ドルの損失を招き、いずれも有罪と認定されたクウェク・アドボリ 元トレーダーとジェローム・ケルビエル元トレーダーも自分たちの行動 を上司が承知していたと訴えていた。

RPCの弁護士リチャード・バーガー氏は「この銀行業界の新たな 時代において『みんなやってました』という姿勢では、もはや個人の責 任を免れることはできない。検察が本気で事に当たれば、神のご加護が ない限り、どのトレーダーもバンカーもシニアマネジャーも責任を問わ れる可能性があることを今回の評決は示している」と指摘した。

原題:Hayes Libor Verdict Shows ‘Everyone Did It’ Is Still No Defense(抜粋)

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