ロシア株ETF、3月以来の安値-原油安でIMFは慎重見通し

ロシア株に連動する最大の上場投資信託 (ETF)が3日、3月以来の安値を付けた。国際通貨基金(IMF) は原油安の継続でロシアの景気回復に慎重な見方を示し、同ETFの週 間ベースの資金流出が2カ月ぶりの高水準を記録した。

ニューヨーク市場に上場する「マーケット・ベクターズ・ロシア ETF」は前週末比3.5%安の16.38ドルと3営業日続落。3日間の下落 率は5.5%に達した。ブルームバーグの集計データによれば、トレーダ ーは先週、同ETFから3470万ドル(約43億円)を引き揚げた。3日の ロシア企業の米国預託証券(ADR)は下落が目立ち、銀行のズベルバ ンクが約4カ月ぶりの安値を付けた。

IMFは3日付のリポートで、「信頼感の低さと引き締まった金融 環境」の下、対ロシア投資は引き続き悪化が見込まれると指摘。天然ガ スと合わせると歳入の約半分を占める原油価格は恐らく2014年の水準を 大きく下回り続け、中期的に回復の見通しが弱いことを意味していると 分析した。

カピタル・アセット・マネジメントのアレクセイ・ベルキン最高投 資責任者(CIO)は3日の電話取材に対し、「景気をけん引する新た な柱が現れず、従来の原動力である原油はますます当てにできないた め、投資家は資金の引き揚げに向かう以外に選択肢はない」と指摘。 「投資家が期待し、今年これまでに見られた回復力が衰えつつある」と コメントした。

原題:Russia ETF Retreats as IMF Sees ‘Muted’ Recovery Amid Oil Rout(抜粋)

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