債券の流動性懸念は「行き過ぎ」-モルガンSとブラックロック

社債トレーディングで大きな存在感を示す米 投資銀行モルガン・スタンレーと資産運用会社ブラックロックの幹部 が、債券市場の流動性をめぐる懸念は行き過ぎであるとの見解を相次い で示した。

モルガン・スタンレーのクレジット・グローバル責任者であるステ ィーブ・ザムスキー氏は、ワシントンのブルッキングス研究所主催の3 日のパネル討論会で、市場の変化について課題は存在するものの、「何 か大きな問題が存在すると言うのは行き過ぎだと思える」と発言。ブラ ックロックのマネジングディレクター、カシフ・ライアス氏も市場の流 動性をめぐる議論が「過熱」していると指摘した。

米銀JPモルガン・チェースのジェイミー・ダイモン最高経営責任 者(CEO)や米プライベートエクイティ(PE、未公開株)投資会社 ブラックストーン・グループのスティーブン・シュワルツマン会長をは じめとする金融業界のリーダーたちは、債券市場の流動性低下が次の危 機につながりかねないと警告している。

ザムスキー氏は「われわれの日々刻一刻のビジネスで、市場は順調 に機能している。一部の市場参加者にとって逆風だったとしても、流動 性はそれでも大丈夫だ。構造的な変化を考えれば、この市場でボラティ リティの拡大を予想すべきだと思われるが、私はそれが必ずしも悪いこ とだという確信が持ていない」と語った。

原題:Morgan Stanley, BlackRock Say Bond-Liquidity Concern Overheated(抜粋)