レストランやバーなどのグルメ情報をユーザ ーが実名で発信、共有するアプリを運営するRetty(レッティ) は、2017年夏ごろまでの新規株式公開を検討している。

最高経営責任者の武田和也氏が7月28日のインタビューで語った。 年内に英語版アプリをリリースし、シンガポールや香港などのアジアの 英語圏都市で類似のサービスを開始するという。

Rettyは11年6月、武田氏ら数人が都内のレストランを自転車 でリサーチをしながら事業を開始した。現在までに社員数は約50人、ア プリのユーザー数は約1100万人(月間ユニークユーザー)に拡大した。 来年には社員数を倍増させ、ユーザー数を3000万人に増やすことを計画 している。

武田氏は、アプリの特徴について「自分たちがユーザーになり切る ことを継続している。ユーザー目線を維持することでサービスの向上を 行っている」と話す。グローバル展開は、アジアでサービスを開始した 後、サンフランシスコやニューヨークなど北米や、欧州の都市にも事業 を拡大させたいという。

武田氏によると、同社は3月にフィデリティ・グロース・パートナ ーズやグリーベンチャーズ、みずほキャピタルなどから合計10億円の資 金を調達、上場までの間に事業拡大のペースに応じてさらに資金を調達 する可能性がある。

強み

国内のグルメサイト業界は、カカクコムが運営する食べログやぐる ナビがけん引している。武田氏によると、両サービスと比べたRett yの特徴は、ソーシャルネットワーキング機能でユーザー同士やユーザ ーとレストランオーナーがアプリ上でつながることができる点にある。 消費者のスマートフォン利用時間は増える傾向にあり、アプリの強みは 増すと武田氏はみている。

Rettyの社員にはリサーチを担当する料理が課されている。ギ ョーザやピザ、ざるそば、かゆ、すしなど約50種類に上る。武田氏の名 刺には「CEO」の文字の下に「焼肉担当」とあり、裏面には牛肉のス ライスの写真が印刷されている。

武田氏は現在31歳。電子商取引のビジネスに携わったあと、インタ ーネットを活用した起業を支援するネットエイジに3年間務めた経歴を 持つ。

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