米国株:下落、商品株が安い-アップルは調整局面入り

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3日の米国株は下落。商品株が下落したほ か、アップルが2月の高値から10%を上回る下げを記録し、調整局面入 りした。

S&P500種株価指数のうちエネルギー株指数は下落。この日ニュ ーヨーク原油市場でウェスト・テ キサス・インターミディエート (WTI)先物は大幅続落となった。アップルは2.4%安。タイソン・ フーズも安い。業績見通しの引き下げが売り材料となった。一方、フロ ンティア・コミュニケーションズは急伸。キャッシュフローや設備投資 の見通し引き上げが好感された。原油安を背景に航空株は上昇した。

S&P500種株価指数は前営業日比0.3%安の2098.04、一時は0.8% 安まで下げた。ダウ工業株30種平均は91.66ドル(0.5%)下げ て17598.20ドル。

パイオニア・インベストメント・マネジメントのファンドマネジャ ー、ジョン・キャリー氏(ボストン在勤)は「中国の統計内容が低調だ ったほか、全般的に海外の景気に対して懸念が高まりつつある。また米 国経済への影響も懸念されている」と述べ、「多くのシグナルが混在し ている」と続けた。

中国の製造業

中国国家統計局と中国物流購買連合会が発表した7月の中国 製造 業購買担当者指数(PMI)は5カ月ぶりの低水準となった。これを嫌 気し、商品株が下落した。イランが制裁解除の後には直ちに産油量を引 き上げる意向を明らかにしたことも売り材料となった。

アップルは過去10営業日のうち9日間で値下がりし、2013年来初め て200日移動平均を下回った。

S&P500種が100日移動平均を下回ると下げ足は強まったが、取引 終了直前には下げ幅を縮小。同指数は200日移動平均を約1.4%上回って 引けた。

S&P500種に採用されている企業のうち四半期決算の発表を終了 しているのは3分の2を上回る。このうち利益が予想を上回ったのは約 4分の3、売上高が予想を上回ったのは半数だった。アナリスト予想に よると、第2四半期のS&P500種企業は2.8%の減益が見込まれてい る。約2週間前は6.4%減が見込まれていた。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 (VIX)は3.6%上昇し12.56。

S&P500種の産業別10指数は5指数が下落。エネルギーや素材、 テクノロジー株が特に下げた。

資源のフリーポート・マクモランやニューモント・マイニング、ア ルコアはいずれも下落した。

ブルームバーグがまとめた米航空株価指数は3.4%高。デルタ航空 やアメリカン航空グループ、ユナイテッド・コンチネンタル・ホールデ ィングスはいずれも上昇した。

原題:U.S. Stocks Decline as Apple Shares, Commodities Producers Slump(抜粋)

--取材協力:Inyoung Hwang.