欧州債:もみ合い、欧米で製造業指標まちまち-ドイツ債は上昇

3日の欧州債相場はもみ合う展開となった。 この日発表された製造業データでは、ユーロ圏が当初見積もりを上回っ た一方、米国ではエコノミスト予想に届かなかった。

ドイツ国債は米国債に追随して値上がり。米製造業活動が7月に鈍 化したことが材料となった。朝方はユーロ圏製造業が見積もり以上に拡 大したことから、安全資産としての独国債需要が後退し値下がりしてい た。

フランスとオーストリアの長期債のパフォーマンスは短期債を下回 った。ユーロ参加国のうち5カ国が週内に債券発行を予定しており、そ れが期間長めの債券の需要を抑えた。

DZバンクの債券ストラテジスト、ヘンドリク・ロッデ氏は「長期 債発行が注目される中、超長期債には幾分かの重しになるだろう」と指 摘。「商品値下がりを受けたインフレ期待の低下に伴う強気なフラット 化の動きが最近あっただけになおさらだ」と続けた。

ロンドン時間午後5時現在、ドイツ10年債利回りは前週末比2ベー シスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の0.63%。一時は3bp上 昇した。同国債(表面利率1%、2025年8月償還)価格は0.155上 げ103.60。

一方、スペイン10年債利回りは域内で最もきつい値下がり。同国財 務省は今週後半に40億-50億ユーロ相当の債券を入札すると発表した。

オーストリアが2025年と44年に満期を迎える債券を4日に発行する ほか、フランスは23年から60年に償還する国債の入札を週内に行う。

マークイットが発表した7月のユーロ圏製造業購買担当者指数 (PMI)改定値は52.4となった。6月の52.5から小幅低下したもの の、速報値の52.2から上方修正された。米供給管理協会(ISM)が発 表した7月の製造業総合景況指数は52.7に低下。前月は1月以来の高水 準となる53.5だった。

原題:Europe’s Bonds Fluctuate as Strong Regional Data Clash with U.S.(抜粋)

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