同性婚の駐越米国大使カップル、性的少数者権利保護を支援

米国のテッド・オシウス駐ベトナム大使と 「夫」は昨年12月の着任以降、東南アジアで最も有名な同性婚カップル となっている。

オシウス大使とクレイトン・ボンド氏は、ベトナム政府が同性婚禁 止を解除する少し前によちよち歩きの息子と共にベトナムに到着。最 近、乳児の娘を養子とした2人は、ベトナム全土に広がりつつある黎明 (れいめい)期のLGBT(性的少数者のレズビアン、ゲイ、バイセク シャル、トランスジェンダー)権利保護運動を支援するという使命も担 っていることを認識している。

オシウス大使はインタビューで「フェイスブックで『同性愛者で幸 せな私生活を送り、仕事でも成功している人がいることを知ってうれし い』というメッセージを多くの若者たちからもらう。ベトナム社会は既 にこの動きを支持しており、私の支援はその動きほど強力なものではな いと思う」と語る。

ベトナム政府は公式には同性婚を認めていないものの、婚姻関連法 を改正した。ベトナムは同性愛者の権利に関連するイベントに対する寛 容さから、同性愛者の権利保護について東南アジアで先駆的な国となっ ており、「同性愛者の購買力」と、より寛容な環境を求める企業幹部を 引き付ける好機をつかむ可能性がある。

ただ、異性の相手と結婚して親になることが幸せへの道筋と見なさ れる家父長制思想の根強いベトナムでは、自分たちは排除されていると 主張する若い同性愛者らもいる。

オシウス大使(53)とボンド氏は公式の政府会合やメディアイベン トに頻繁に連れ立って登場。同大使はいつも夫であるボンド氏を紹介 し、1歳7カ月と5カ月の子供たちについて話すことも多い。

ボンド氏(39)は「人々はわれわれを、子供を持ち米国のために勤 務する堂々とした同性婚カップルとして見ている。人々がそのことによ って刺激を受けることを望んでいる」と述べた。

原題:Meet Vietnam’s Gay Power Couple: U.S. Ambassador and His Husband(抜粋)