株式投資の第一人者ビル・ミラー氏復活-天才に返り咲き

ビル・ミラー氏の30年間にわたる投資キャリ アを表現すると、天才から敗者となり再び天才になったと言える。レッ グ・メイソンで株式運用を手掛けるミラー氏(65)はリセッション(景 気後退)時はひどい運用成績だったが、その後3年にわたる復活劇を演 じた。

ただ歴史的な相場暴落で受けた痛手をなお引きずっており、債券市 場の大物は同氏に対してなお懐疑的だ。債券王と呼ばれるビル・グロー ス氏はミラー氏について、素晴らしい投資家としての地位を揺るぎない ものにするためには、数年間にわたってライバルを負かす必要があると 述べている。

ミラー氏が数十年間運用するレッグ・メイソンのファンド2本のパ フォーマンス平均はS&P500種株価指数を上回っている。強気相場と 弱気相場の双方を含む長期間で見ると、同氏は市場全般を「打ち負かし ており」、運用担当者としての価値を証明していると同氏は主張する。

ミラー氏は1991年から2005年にかけて15年連続でS&P500種を上 回る運用成績を残し頭角を現した。しかし08年の金融危機の際に同氏は 余りにも多く保有していた金融株に足をすくわれた。S&P500種 が38%下落した際には、同氏が手掛ける「レッグ・メイソン・キャピタ ル・バリュー・トラスト」はマイナス55%、「オポチュニティー・トラ スト」はマイナス65%を記録した。

しかし過去3年間、25億ドル(約3100億円)規模のオポチュニティ ー・トラストは年プラス37%のリターンを上げ、さまざまな米国株ファ ンドの間で最高の成績となった。ミラー氏は引き続き一段高を見込んで いる。

原題:Stock Guru Bill Miller Is Back But the Questions and Pain Linger(抜粋)

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