大手石油幹部の暗い原油相場見通し、市場に波及-買い越し減

世界の大手石油各社が原油市場について暗い 見通しを示しており、投機家はその声に耳を傾けている。

原油相場が月間ベースとしては金融危機以降で最悪のパフォーマン スを示す中、ヘッジファンドによる買い越しは5年ぶりの低水準に落ち 込んだ。米商品先物取引委員会(CFTC)のデータによれば、ウェス ト・テキサス・インターミディエート(WTI)原油の買越残高は7 月28日終了週に7%減少した。

英BPは原油価格がより長期にわたって下落するとの見方を示し、 英・オランダ系ロイヤル・ダッチ・シェルは長期的な相場下落に備えて いると述べた。米エクソンモービルとシェブロンの4-6月(第2四半 期)の利益は数年ぶりの低水準に落ち込んだ。バンク・オブ・アメリカ (BOA)によると、原油供給は来年にかけて需要を日量100万バレル 上回る見通しだ。IHSは、世界の供給過剰が解消されるのに十分なほ ど米国の原油生産が減少するためには、原油価格は何カ月も1バレル =40ドルを下回る水準で推移する必要があると指摘した。

プライス・フューチャーズ・グループ(シカゴ)の市場担当シニア アナリスト、フィル・フリン氏は7月31日の電話インタビューで「投機 家らは低調な決算を見て石油各社幹部のネガティブなコメントを聞き、 それを弱材料と捉えている」と指摘。「市場関係者は皆、この市場から 大挙して退場しつつある」と述べた。

原題:Oil CEOs’ Grim Outlook Rubs Off on Speculators Fleeing Market(抜粋)

--取材協力:Joe Carroll.

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