中国市場でペトロチャイナ株に異変、当局介入で投機の対象に

中国の石油会社、ペトロチャイナ(中国石 油)が保有する石油埋蔵量は約110億バレルに達するほか、従業員数は 約50万人に上り、売上高は南アフリカ共和国の年間国内総生産 (GDP)を上回る。

そういった数字は少し前まではペトロチャイナ株を取引する人にと って重要だった。しかし、今ではその重要性は薄れているかもしれな い。

下落する中国株の下支えのために政府系ファンドが介入する中、ペ トロチャイナ株は、中国当局が毎営業日に中国株に投入する金額をめぐ る投機的な売買の対象に変容した。上海総合指数の構成銘柄で最大のウ エートを占める時価総額3100億ドル(約38兆円)のペトロチャイナは、 幅広い市場に影響を与えようとするファンドの格好の標的となってい る。

その結果、ペトロチャイナのボラティリティ(変動性)は世界の大 型株100銘柄の中で最も高い水準に上昇し、米小型株で構成されるラッ セル2000指数の上位95%を上回るほどの大きさとなった。当局の介入が 世界2位の中国株式市場で株価の歪みにつながっていることが、この株 価変動の大きさによって示されている。

エバーコアISI(ニューヨーク)の中国調査責任者、ドナルド・ ストラスハイム氏は7月30日のブルームバーグのインタビューで、中国 市場について「ファンダメンタルズによって動いている株式市場ではな い」と指摘。「主導しているのは政府介入だ。中国政府が毎日、方針を 決定している」と述べた。

原題:In China’s Broken Markets, a $310 Billion Stock Is Transformed(抜粋)

--取材協力:Aibing Guo、Zhang Shidong.