中国経済に警鐘鳴らす自動車販売不振-株安が消費者心理に打撃

中国経済が好調な時期にはドライバーが中国 の新たな購買力のシンボルとされた。現在の自動車販売の減少は、中国 の景気減速を示す象徴かもしれない。

旺盛な自動車需要を背景に、中国は2009年に米国を抜いて世界最大 の自動車市場に浮上。米フォード・モーターや独フォルクスワーゲン (VW)など大手メーカーは現地生産に注力した。そのフォードがここ にきて、今年の中国の自動車販売が17年ぶりに前年割れすると予想。 VWは今年前半に10年ぶりに販売減少に見舞われた。

自動車需要は消費者と企業の景況感をタイムリーに映す指標となる ことが多いため、公式の経済統計の発表前に景気動向を捉えることがで きる。

コンサルティング会社マッキンゼー・アンド・カンパニー(上海) の自動車担当責任者、ポール・ガオ氏は「自動車販売減は間違いなく中 国経済への警鐘だ。消費者信頼感を映している」と指摘した。

6月の乗用車販売は2年余りで初めて前年同月の水準に届かなかっ た。フォードの予測では、今年の中国市場での業界全体の販売台数は最 低で2300万台に落ち込み、前年実績(2350万台)を割り込む可能性があ る。韓国の現代自動車も販売が減少したことを明らかにしている。

中国自動車流通協会(CADA)は先週、中国株下落が続けば、同 国の自動車販売が17年余りで初めて前年実績を下回る可能性があると警 告。同協会の羅磊副秘書長は7月31日、株安が自動車購入者の心理に打 撃を与えているとの認識を示した。

原題:How Falling China Car Sales Flash a Yellow Light for Its Economy(抜粋)

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