日本の個人、メキシコ債投資熱冷める-新興国通貨安で敬遠

日本の債券購入者にとってメキシコ・ペソに はかつてのような魅了はない。

ブルームバーグの集計によると、日本のリテール投資家向けに今年 これまでに発行された189億ドル(約2兆3400億円)相当の売出債のう ち、ペソ建ては0.74%にとどまった。この中で最も規模が大きかったの はラボバンク・グループの13億6000万ペソ(約100億円)。2013年には ペソ建ては売出債全体のうち過去最高の7%を占めていた。

米利上げ観測を背景に一部の新興国通貨は過去最安値に下落。そう した中、日本の個人投資家は円や米ドル、オーストラリア・ドル建ての 債券をより多く購入している。円で借り入れた資金でペソを買うキャリ ートレードの今年に入ってからのリターンはマイナス3.7%。このまま いけば11年以来の不採算の年となる。

シルバ・キャピタル・マネジメントのパートナー、アレハンドロ・ シルバ氏は「ボラティリティ(変動性)のため投資家はこれら通貨に手 を出しにくくなっている」と指摘した。

原題:Japan’s Love for Mexico Is Ending as Uridashi Buyers Shun Peso(抜粋)

--取材協力:Dennis Fitzgerald.