米ハワイ州マウイ島で開かれていた環太平洋 連携協定(TPP)交渉の閣僚会合は、日米など12カ国全体の大筋合意 を見送り閉幕した。乳製品や自動車市場の開放をめぐる意見の隔たりが 埋まらず、他の分野の進展にもかかわらず妥結に至らなかった。

フロマン米通商代表部(USTR)代表は現地時間7月31日の記者 会見で、「われわれは重要な進展を達成した。TPP交渉が妥結に至る よう今後はごく限られた問題の解決に取り組む」と述べた。

閣僚会合は「われわれはTPPでの合意が手の届くところにあると いう確信もこれまでになく深めた」との声明を発表。甘利明TPP担当 相は記者会見で、自動車分野の交渉で「大きな進展」があったと発言し た。

一方、ニュージーランドのグローサー貿易相は「乳製品は何年にも わたって非常にゆがめられてきたため、常に解決すべき最後の項目の一 つ、あるいは最後に残る二つの問題の一つということになる」と語っ た。

甘利担当相は記者会見で、8月末までに次回の閣僚会合を持った方 がいいという共通認識があると述べたと共同通信が報じた。日本経済団 体連合会の榊原定征会長は「大筋合意に至らなかったことは極めて残 念」とし、「早期妥結に向けて大局的見地に立ち全力で取り組んでいた だきたい」とのコメントを発表した。

原題:Pacific Trade Talks End Without Deal on Dairy, Vehicle Disputes MORE: Trans-Pacific Partnership Talks End Without an Agreement (抜粋)

--取材協力:Angela Greiling Keane、Josh Wingrove、浅井秀樹.

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