金相場は1000ドル割れの可能性も-ゴールドマンのカリー氏

米ゴールドマン・サックス・グループの商品 調査責任者、ジェフリー・カリー氏(ニューヨーク在勤)は金相場につ いて、まだ最悪期に入っておらず2009年以来の1オンス=1000ドル割れ となる可能性があるとの見方を示した。

カリー氏は「ドル相場についてポジティブな見方が強まり下落のリ スクが低下し始めているため、金をドルに対する資産多様化の一手段と して利用する需要は重要度が後退している」と指摘した。同氏は13年に 金相場が過去30年で最大の下落を示す前に、投資家に対し金を売却する よう勧めた。

金相場は今週、10年以来の安値を付けた。年内の米利上げ観測が高 まり、他の資産とは違って利息が支払われない金の魅力が低下する中、 相場はさらに下げている。また、中国の金購入量はアナリスト予想を下 回り、ドル相場は引き続き上昇している。

金相場のさらなる下落を予想しているのはカリー氏だけではない。 ABNアムロ銀行のジョルジェット・ブーレ氏とソシエテ・ジェネラル のロビン・バー氏も相場が12月までに1000ドルに近づくと予測。資産運 用会社による金の買越残高は米政府のデータ収集が始まった06年以降で 最低となっている。金相場の下落などによりブルームバーグ商品指数は 今週、13年ぶりの低水準となった。

カリー氏は21日の電話インタビューで「こうした環境で下落リスク が高まっているのは明らかだ。商品市場に対してより広範囲にわたる見 方をすれば、金相場は年内に1000ドルを割り込む可能性が高い」と述べ た。

原題:Goldman’s Currie Sees Gold Dropping Below $1,000 as Rout Deepens(抜粋)

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