中国が株価急落に歯止めをかけようと打ち出 した緊急対策が新たな犠牲者を生み出しつつある。国内の証券会社だ。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)の中国株式戦略責任者、崔巍氏 は、週末に発表された株価対策で最も大きな打撃を受けるのは証券会社 だろうと指摘。相場を支えるため株式を買い入れる「国への奉仕」で、 証券各社の利益とバランスシートに悪影響が及ぶとみている。

中国国際金融(CICC)によれば、政策当局者による介入は本土 株を短期的にある程度支えるとしても、業界のビジネスモデルを揺るが しかねない。

こうした長期的な影響をめぐる懸念が、緊急対策の効果が薄い香港 で証券各社の株価に織り込まれつつある。6日の香港株式市場では、国 聯証券が上場初日の取引で一時42%下げた。中信証券(CITIC証 券)や海通証券も下落。対照的に上海上場の海通証券株は上昇した。

京華山一国際の調査責任者キャスター・パン氏(香港在勤)は「中 国政府が新たな対策を発表すればするほど、市場の背後で問題が増えて いることを意味する。株式市場を支える中国のやり方は投資家が望んで いる方法ではない」と述べた。

中国の主要証券会社21社は株式購入基金に1200億元(約2兆3700億 円)を拠出すると表明している。

原題:China’s Push to Save Market May Add Another Victim: Brokers (1)(抜粋)

--取材協力:Alfred Liu.

最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中 LEARN MORE