中国株式市場で取引することは、スピードに 慣れた海外の投資家にとっては当てずっぽうで取引するようなものだ。

上海証券取引所で取引する投資家は誰でも、3秒ごとにしか株価の 更新を受け取れないためだ。サービスのレベルが比較的低ければ5秒ご とになる。

このことは、中国株の売買高の80%余りを占める個人投資家にはほ とんど気付かれていないが、海外のトレーダーには問題となっている。 これらトレーダーの多くは、上海・香港証取の相互接続を通して、最近 になって初めて中国株を取引するようになった。

リアルタイムで株価データを得られないため、投資家は速さや正確 さに依存する戦略を使うことができない。ここ数週間で中国株のボラテ ィリティ(変動性)が上昇していることから、問題はさらに大きくなっ ている。中国が株式市場の世界レベルでの認知度向上やMSCI指数へ の本土株組み入れを目指す中で、3秒ごとにしか株価を得られないこと は最大の懸念材料の一つだとUBSグループは指摘する。

野村ホールディングスのインスティネット・パシフィック部門のブ ローカーディーラー戦略グローバル責任者、ジョエル・フレウィッツ氏 は、「データは受け取る頃には古くなっているため、誰にとっても取引 が極めて難しくなっている」と述べた。

原題:Three Seconds Has Become an Eternity in the Chinese Stock Market(抜粋)

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