きょうの国内市況(6月30日):株式、債券、為替市場

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●日本株4日ぶり反発、業績期待の小売など内需買い-ギリシャ警戒も

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東京株式相場は4営業日ぶりに反発。債務不履行(デフォルト)の 危機が迫るギリシャへの警戒が続く中、好業績観測の広がったイオンな ど小売株が買われた。サービスや医薬品、情報・通信など相対的に内需 セクターが上げ、原油続落が燃油コスト低下につながるとみられた空運 株も高い。

TOPIXの終値は前日比5.58ポイント(0.3%)高の1630.40、日 経平均株価は125円78銭(0.6%)高の2万235円73銭。

国際投信投資顧問の石井慶人シニアエコノミストは、「ギリシャの 債務問題は国民投票次第。緊縮財政に賛成すれば、リスクオンの相場に 戻る」とみており、世論調査結果では賛成が多く、「株価は反対にはな らないだろうと織り込んでいる」と指摘した。また、30日に迫ったギリ シャの国際通貨基金(IMF)に対する返済期限も、「国民投票通過後 にギリシャ支援が合意になれば、連鎖的デフォルトは起きないだろう」 との認識を示した。

東証1部33業種は空運、小売、繊維、サービス、医薬品、パルプ・ 紙、食料品、通信など24業種が上昇。鉄鋼や非鉄、石油・石炭製品、電 機、その他製品など9業種は下落。

東証1部の売買高は25億8500万株、売買代金は2兆7434億円。上昇 銘柄数は1279、下落は503。

売買代金上位では、3-5月期営業利益が5割増と30日付の日経新 聞で報じられたイオンが大幅高。アナリストから3-5月期決算評価の 見方が相次ぎ、ゴールドマン・サックス証券が目標株価を上げたニトリ ホールディングスも高い。クレディ・スイス証券が投資判断を上げた塩 野義製薬は急伸し、社長交代観測のスズキは午後に買われた。半面、公 募増資による1株価値希薄化の懸念でソニーは急落。任天堂や住友電気 工業、JFEホールディングスも安い。下落率上位では、箱根山大涌谷 の小規模噴火で、小田急電鉄も下げた。

●債券反落、10年債入札や米雇用統計控え売り優勢-益出しとの見方も

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債券相場は反落し、長期金利は0.4%台半ばに水準を切り上げてい る。明後日に10年利付国債入札、米雇用統計発表と、重要なイベントを 控えていることへの警戒感から売りが優勢となった。

長期国債先物市場で中心限月9月物は、前日比7銭安の147円10銭 で取引を開始。しばらく147円05銭付近でもみ合いとなり、午後に入る と水準を切り下げ、一時は146円85銭まで下げた。取引終盤にかけてや や下げ幅を縮め、結局は20銭安の146円97銭で引けた。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の339回債利回 りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値より1.5ベー シスポイント(bp)高い0.45%で始まり、午後に入ると0.465%まで上 昇した後、0.455%に戻している。新発20年物の153回債利回りは1bp高 い1.195%。新発30年物の47回債利回りは一時1.5bp高い1.44%に上昇し たが、午後3時すぎから1.425%に戻している。

DIAMアセットマネジメントの山崎信人上席ファンドマネジャー は、「ポジションが軽い中で、月末・期末ということもあり、益出しが 出ているようだ。7月2日に10年債入札を控えているほか、同日に米雇 用統計が発表され、ギリシャの国民投票が5日に行われるとあって、基 本的には買い手は手控えている状況。今週はこうした材料を前に動意は 乏しくなるとみられ、7-9月新四半期入りの取引は来週からとなりそ うだ」と述べた。

●円上昇、ギリシャのIMF向け返済期限控え警戒-対ドル122円前半

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東京外国為替市場では円が主要16通貨に対してほぼ全面高。30日に ギリシャが国際通貨基金(IMF)向けの返済期限を迎えることから、 欧州市場の混乱を警戒してリスク回避圧力がくすぶる展開となった。

午後3時15分現在のドル・円相場は1ドル=122円37銭付近。朝方 に付けた122円73銭から一時は122円20銭までドル安・円高方向に振れ た。前日には一時122円11銭と5月26日以来の水準まで円が上昇した 後、123円19銭まで押し戻される場面もあった。

同時刻現在のユーロ・ドル相場は1ユーロ=1.1197ドル付近。一時 は1.1181ドルまで水準を切り下げた。ユーロは大半の主要通貨に対して 前日終値比で下落している。前日の取引では日本時間早朝に1.0955ドル と2日以来のユーロ安値を付けた後、海外で1.1278ドルまで値を戻す場 面も見られていた。

スタンダードチャータード銀行金融市場営業本部の好川弘一ディレ クターは、ギリシャ問題に加えて、プエルトリコのデフォルト(債務不 履行)宣言などもあり、「リスク環境を取り巻く不透明感が高い」と指 摘。ドル・円相場は本邦勢の押し目買い意欲が強いことや、米経済指標 次第では買われる局面があるかもしれないとしながらも、「リスクオフ の動きは継続」とみて、121円を割り込む可能性があるとみる。

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