ギリシャ30日にデフォルトか、重要当事者ECBは態度示さず

ギリシャが30日に国際通貨基金(IMF) に17億ドル(約2080億円)を返済しない場合にデフォルト(債務不履 行)とみなすかどうかをめぐり、ほぼ全ての関係当事者は態度を表明し ているが、最も重要になる欧州中央銀行(ECB)だけは立場を明らか にしていない。

約890億ユーロ(約12兆円)の緊急流動性支援(ELA)を通じて ギリシャの銀行システムの存続を支援しているECBは、IMFへの不 払いをどう分類し、どう対応するかについて説明していない。ECBの 報道官は29日、ECBの取る立場についてコメントを控えた。

ただ政策当局は、IMFへの不払いがギリシャの銀行の支払い能力 にもたらす影響について、7月1日に支援規模を議論する際に検討する 必要が出てくる。主要格付け会社3社はIMFへの不払いでも、デフォ ルトは民間債権者向けの用語であるため、それに相当しないと説明。 IMFはその用語を避け「延滞」という言葉を使用する方針。

ECBのクーレ理事は29日付のフランス紙レゼコーとのインタビュ ーで、ECBは金融機関向け流動性支援を「追って通知があるまで」続 ける一方で、政策当局は同資金の見直しを継続すると述べた。ECBの ルールでは、ELAは銀行に支払い能力があり十分な担保を備えている 限り利用可能。

ユーロ圏の暫定的な救済基金である欧州金融安定化ファシリティー (EFSF)の責任者を務めるクラウス・レグリング氏は今月、IMF への支払いが延滞となった場合に同国に債務1309億ユーロの返済を急が せる選択肢があると説明している。重要になってくるのは、IMF専務 理事が理事会にいつギリシャの延滞を告げるかだ。IMFは速やかに行 うとしており、レグリング氏はその後、ユーロ圏諸国の財務副大臣で構 成するEFSF取締役会に勧告を行う必要が出てくる。欧州連合 (EU)当局者が27日に明らかにした。

ギリシャ政府当局者が29日に匿名を条件に語ったところによると、 同国政府はIMFへの支払いはできない見込み。

原題:Will Greece Default on Tuesday? One Key Player Isn’t Saying (1)(抜粋)

--取材協力:Ian Wishart.

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