セントルイス連銀総裁:一段と高めの金利必要も-バブル予防で

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米セントルイス連銀のブラード総裁は6月30 日、米金融当局が資産価格バブルの発生を防ぐには、そのような懸念の ない場合よりも金利を一段と高めに引き上げる必要があるかもしれない との考えを示した。

ブラード総裁はセントルイスでの講演のテキストで、「金利を幾分 高め」とすることで、金融当局は先行きのバブル発生の可能性を予防す べきだろうと指摘。そうすることで「より長期にわたる安定的な景気拡 大という利益」が見込まれると説明した。

一部の投資家は、ギリシャのユーロ圏離脱の可能性など国際情勢の 混乱が、年内の利上げを米金融当局が先送りする理由となり得ると見込 んでいる。

連邦公開市場委員会(FOMC)は6月16、17両日に開催した会合 で、政策金利をゼロ付近に据え置き、成長が回復すれば年後半の利上げ は正当化される公算が大きいとの認識を示唆。ただ、その後の利上げペ ースは緩やかになる可能性が高いとした。次回FOMCは7月28、29日 に開かれる。

ブラード総裁は講演で国際問題には言及せず、雇用創出における新 興企業の役割と資産価格に関する警鐘に重点を置いた。

総裁は資産の可処分所得に対する比率が「高水準」にあると指摘。 ハイテク企業の株価のバリュエーションは「相対的に高い」もの の、1990年代のハイテク株バブル時とは違い、現在は実際に利益を上げ ているハイテク企業が増えていると述べた。総裁は2016年のFOMCで 投票権を持つ。

原題:Bullard Says Higher Rates Needed to Guard Against Bubbles (抜粋)

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