三菱UFJ、タイのアユタヤ銀と類似のアジアの銀行買収視野

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タイのアユタヤ銀行の取得で50億ドル (約6100億円)を費やしてから2年がたち、三菱UFJフィナンシャ ル・グループはアジアで同様の投資先を探している。

同行はインドネシアかフィリピン、インドで、個人金融事業に専門 知識のある銀行を買収することを考えていると、渡邊剛アジア・オセア ニア本部長が29日のシンガポールでのインタビューで語った。

アユタヤ銀行のように、「法人向けとリテールの個人向けファイナ ンスの双方に非常に強い銀行1行を探している」と同本部長は説明。 「比較的大規模な銀行」の過半数株を取得するのが望ましいとも語っ た。

成長鈍化と融資利ざやの縮小で日本国内での展望が限られる中、三 菱UFJはアジアの個人顧客取り込みに向け邦銀で最も積極的だ。イン ドネシア、フィリピン、インドの各当局はそれぞれ、外資系銀行の出資 規制緩和を進めている。

渡邊氏は「法人と取引を行うだけでは十分ではない。アジア経済の 高成長を取り込むためにリテール業務も必要だ」と語った。

渡邊氏は関係当局とは話をしたものの、具体的な対象について協議 は行われていないと指摘。同行の3年戦略の一部であるこの買収計画 は、戦略期間後に実現する可能性があると述べた。

原題:Mitsubishi UFJ Considers Buying Asian Bank Similar to Thai Unit(抜粋)

--取材協力:日向貴彦.

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