ユーロ圏財務相、ギリシャの新支援要請を検討-1日に電話会合

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ギリシャ支援プログラムの失効を受け、ユー ロ圏財務相は同国の新たな支援要請をブリュッセル時間1日午前11時半 (日本時間同日午後6時半)に電話で協議する。

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長は6 月30日の電話会議後、オランダのハーグで、ギリシャ支援プログラムの 延長と、追加支援供与の迅速手続きは認められなかったと述べた。事情 に詳しい当局者3人によれば、チプラス首相が求めている2年間の新た な金融支援策についてユーロ圏財務相らは懐疑的だという。

エストニアのセスター財務相は電話会議後のインタビューで、「前 進するためには以前の公約保持が必要であり、公約の内容については合 意済みだ」と発言。1日のユーログループの電話会合ではギリシャ案を 検討するだけで、決定は直接会って話し合うまで行わないと述べた。

公式協議は7月5日のギリシャ国民投票の後になる可能性がある。 メルケル独首相は6月30日、国民投票前にはギリシャと「話し合うこと は全くない」と発言した。

ギリシャのチプラス首相はユーロ圏財務相に対し、事後措置の交渉 を理由に、6月30日で失効する支援プログラムを数日間延長するよう求 めていた。同首相は債務救済と、ユーロ圏の金融安定網である欧州安定 化メカニズム(ESM)を活用した2年間の支援策も要請した。

「急速に情勢悪化」

デイセルブルム議長は記者団に対し、「ギリシャ情勢は同国自らの 政治的選択の結果、急速に悪化している」と指摘。「新たなプログラム は時間がかかり、厳しい措置を含めなければならない。そして支払いを 行う必要があるだろう」とし、「ギリシャはユーロ圏とESMの一員で あり、こうした要請を行うことができる。われわれはこれを検討するつ もりだ」と語った。

当局者3人はギリシャが求めた新たな支援策について、一見した限 りではうまく行かないように思えたと述べた。別の当局者は、協議を軌 道に乗せるためギリシャは追加情報の提供に同意しているとした上で、 ギリシャは国民投票に関する政府勧告と条件を変更する可能性があると 示唆したと述べた。

これら当局者の1人は、第3次支援を前進させるためにはチプラス 政権が国民に賛成票を投じるよう呼び掛ける必要があると指摘した。ユ ーロ圏諸国はギリシャに対し、国民投票で賛成票を勧告するか、さもな ければ国民投票を中止するかどうか問いただしてきた。また債権者側が 6月26日に提示した「事前行動」リストを受け入れるかどうかも同国に 返答を求めている。

フィンランドのストゥブ財務相はチプラス首相が求めた債務救済を ユーロ圏財務相会合で議論するのは時期尚早との考えを示した。

原題:Euro Area Asks Greece for Aid Bid Details as Extension Rejected(抜粋)

--取材協力:Ian Wishart、Jonathan Stearns、Nikos Chrysoloras、Radoslav Tomek、Birgit Jennen、Karl Stagno Navarra、Kati Pohjanpalo.

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