ソフトバンク:ペッパー法人向けに複数管理機能-販促やデータ収集も

ソフトバンクグループはヒト型ロボット「P epper(ペッパー)」の法人向けサービスに複数台数を一括管理す る機能などを加える。ビジネス用途を提案し、法人顧客を増やす狙いが ある。

子会社でロボット事業を主導するソフトバンクロボティクスの冨澤 文秀社長が6月29日のブルームバーグとのインタビューで明らかにし た。法人向けはビジネス用のアプリを加え、一般向けと別料金で提供す る。詳細は7月末に開かれる同社のイベント「ソフトバンクワール ド2015」で発表する。

ペッパーは6月20日に一般向けに発売され、1分で同月販売分 の1000台を完売した。スマートフォンのようにアプリをダウンロードす ることで、写真を撮ったり音楽を聴いたりすることができるほか、簡単 な会話を交わすことができる。ソフトバンクは将来的にロボットを主要 事業に育てようとしている。

法人向けでは受付、教育、介護などの用途を想定、スマホと連携し た販売促進や顧客データの収集も検討されている。冨澤氏は商品データ などの点では、ペッパーが「人間を超えている」とし、企業側からさま ざまな提案が寄せられていると話した。

ロボット事業は、ソフトバンクの孫正義社長の直轄。孫氏はペッパ ーの肩の材質や付属タブレットの四隅の角度といった細かい点にも注文 を付けており、早朝の4時に電話がかかってきたこともあるという。冨 澤氏は孫氏が「ロボット事業の将来性を感じている」と述べ、将来的に 世界で数十万台単位の販売を目指すと話した。

鴻海・アリババ

ソフトバンクロボティクスには、台湾の鴻海精密工業と中国のアリ ババ・グループ・ホールディングがそれぞれ145億円出資し、20%ずつ の株式を保有する。

ソフトバンクは2010年に発表した経営方針で「知的ロボットと共存 する社会を実現したい」と表明しており、ロボット関連のグループ会社 として、ソフトバンクロボティクスに加え、開発を担う仏アルデバラン やロボットの基本ソフト(OS)「V-Sido(ブシドー)OS」を 提供するアスラテックなどがある。

ウェブサイトによると、ペッパーの一般向けの本体価格は19万8000 円。ただアプリをダウンロードするための基本プランに月額1万4800 円、保険パックに同9800円掛かる。

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