欧州債:イタリア債上昇、入札順調-ギリシャ危機波及は抑制か

30日の欧州債市場ではイタリア国債が3営業 日ぶりに上昇。同国がこの日の入札で合わせて68億ユーロ相当を発行 し、ギリシャ金融危機の影響が封じ込められると投資家らが確信してい る兆候が示された。

この日の発行分には10年債29億ユーロ相当と5年債15億ユーロ相当 が含まれる。長期債の応札倍率は昨年12月以来の低水準だったものの、 短期債では2013年10月以来の高さとなった。

ギリシャ救済プログラムはこの日深夜に失効の予定で、同国のユー ロ圏離脱リスクは高まっているものの、イタリア国債の相場動向は比較 的落ち着いている。ギリシャ危機が悪化しても欧州中央銀行(ECB) の国債購入策やユーロ圏の防火壁が利回りを抑えるとの見方から、29日 のイタリア国債の下げは5月以来の大きさにとどまった。

SEB(フランクフルト)のシニア金利ストラテジスト、マリウ ス・ダハイム氏は「深刻な影響波及を見込んでいるなら、不調ないし需 要が非常に乏しい入札となるだろう」と語った。

ロンドン時間午後4時22分現在、イタリア10年債利回りは前日比9 ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)低下の2.30%。同国債(表 面利率1.5%、2025年6月償還)価格は0.76上げ93.045。

前日は利回りが24bp上昇で取引を終え、先月5日以降で最も大き な上げ幅となっていた。寄り付き時はこの2倍余りの57bp上昇し て2.72%と、昨年10月以来の高水準を記録していた。

欧州債の指標とされるドイツ10年債利回りはこの日、3bp低下 の0.77%。前日は13bp下げていた。これは2012年9月以来の大きな下 げ。

原題:Italy’s Bond Sale Shows Debt Immunized Against Greek Contagion(抜粋)

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