ストレッチなどのリラクゼーション店舗の展 開や体調管理に役立つアプリ開発などヘルスケア事業に多角的に取り組 むリラク(東京都港区)は、米ナスダック市場への株式上場を目指す方 針だ。

江口康二社長(41)が23日のインタビューで語った。江口氏による と、リラクは持ち株会社をケイマン諸島に設立する計画で、早けれ ば2016年後半の新規株式公開を目指す。上場時の時価総額は約1000億 円、調達額は100億-150億円を目標に置くという。

リラクのウェブサイトによると、江口氏はジャック・ホールディン グス(現カーチスホールディングス)の役員を経て2000年リラクを設 立。江口氏によると、現在は約160のリラクゼーション店舗をフランチ ャイズ展開、来店者は月平均約5万4000人という。今後9年ほどで3000 店まで拡大する計画だ。昨年はユーザーの体調変化やバイオリズムを総 合的に解析するスマートフォン向けアプリを市場投入した。

米国上場後は、難病などの医薬品や治療を海外で受けられる方法を 紹介するウェブ・プラットフォームを開始する方針で、試験版をすでに 社内で開発しているという。店舗運営を通じて日本人のヘルスデータも 蓄積している。江口氏は「ヘルスケアとITメディア、ビッグデータ解 析が3つのビジネスコア」と述べ、医薬品が海外で先行承認される「ド ラッグ・ラグ」を解決するメディアをつくりたいと話した。

米国では、ユーザーが近隣の専門医師を検索しウェブ上で予約でき るサービスをゾックドック社(ニューヨーク市)が2007年に開始してい る。江口氏は、国内では受けられなくても海外では有効とされる治療法 にアクセスできるプラットフォームに仕上げたいと述べた。中長期的に は米での病院買収・運営も視野に、ヘルスケアの「上流から下流までの 一貫体制」を確立していきたいと語った。

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