中国の銀行、アジア債券市場で存在感拡大-企業の進出に伴い

中国の銀行は李克強首相が推進する「走出去 (海外進出)」戦略の後押しを受け、アジアの国際債券発行の引受業者 ランキングで急速に順位を上げている。

ブルームバーグのデータによれば、資産規模で世界最大の銀行であ る中国工商銀行は昨年末時点から4位アップして11位と、ドル、ユー ロ、円のいずれの通貨建ての起債引き受けでも過去最高の成績となっ た。中国銀行は年初から半年で5位上げて6位。バークレイズとUBS は共に上位10位から転落した。

中国の昨年の経済成長率がここ20年余りで最低の水準となる中、同 国企業は海外事業拡大に目を向けており、その際に同国の銀行を伴って 進出する。世界最大級の水力発電ダムを運営する中国長江三峡集団は6 月にドルとユーロ建てで計15億ドル(約1840億円)相当を起債、調達資 金をオフショアプロジェクトの支払いに充てた。

ICBCインターナショナル・ホールディングス(工銀国際)の債 券資本市場共同責任者ジェーソン・ホー氏(香港在勤)は「中国勢の起 債が急増しており、こうしたトレンドが続く公算は大きい」と指摘。 「中国企業による巨額の案件も多く、中国の銀行はそこから恩恵を受け ている」と述べた。

原題:China’s Banks Taking on the Old Guard Win in Asia’s Bond Markets(抜粋)

--取材協力:Ben Scent、Jacqueline Poh、Neha D’silva.

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