ヘッジファンドはギリシャで大惨事と不安を否定-合意に望み

ギリシャ支援の条件である緊縮策受け入れの 是非を問う国民投票の実施が決まり、先行き不透明感から株価が世界的 に急落する状況で、一部のヘッジファンドマネジャーはギリシャが世界 経済に悲惨な影響を与えるとの不安を否定している。

ヘッジファンド運営会社オメガ・アドバイザーズの創業者であるレ オン・クーパーマン最高経営責任者(CEO)は29日、ギリシャがユー ロ圏を離脱する可能性を50%未満と予測し、同国の問題が市場の大事件 になるとは考えにくいと指摘。ギリシャ国債を保有するグレイロック・ キャピタル・マネジメントも7月5日に行われる国民投票で緊縮策が支 持される可能性が高いとの見通しを示した。

グレイロックのディエゴ・フェロ共同最高投資責任者(CIO)は 「チプラス首相の大きな助けになるとは思えない国民投票というアイデ アに市場は不意を突かれたと思う。だが合意が成立する可能性が最も高 いとわれわれは今も信じている。ギリシャが銀行を再開し、システムを きちんと機能させるためのそれが唯一の方法だからだ」と述べた。

多くの伝統的な投資家にとってリスクが高過ぎると考えられる市場 でリターン確保を目指すヘッジファンド運営会社は、過去2年にわたり ギリシャ資産に投資しており、サード・ポイントを率いるダニエル・ロ ーブ氏は2013年に「ヘレニック・リカバリー・ファンド」を開始。資産 家ジョン・ポールソン氏は同国の銀行株、ペリー・キャピタルやナイト ヘッド・キャピタル・マネジメントはギリシャ債を購入している。

原題:Hedge Funds Wagering Greeks Will Vote Yes in Sunday’s Referendum(抜粋)

--取材協力:Will Wainewright、Katia Porzecanski、Rebecca Spalding.

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