ギリシャとプエルトリコでにんまり-タイガー創業者は冷静

ギリシャ国民がまとまった現金を確保する ために現金自動預払機(ATM)の前に列をつくり、これまでで最も長 く続いた中国市場の強気相場が終わりを迎え、米自治領プエルトリコの 知事が債務の返済不能を宣言する状況となっても、米国人資産家のジュ リアン・ロバートソン氏は冷静さを保っており、ほほ笑む理由さえあ る。

ヘッジファンド運営会社タイガー・マネジメントの創業者であるロ バートソン氏(83)は週明け29日の米東部時間午前7時ごろ、ニューヨ ーク・パークアベニューの超高層ビル最上階にあるオフィスに到着し た。

同氏は「今朝わたしが一番うれしいのはプエルトリコの出来事だ。 『債務を返済できない』という宣言は、私が空売りしていた銘柄の一 つ、アシュアド・ギャランティのポジションにとって好都合だ」と語っ た。

プエルトリコのガルシア知事が720億ドル(約8兆8100億円)の債 務が返済不可能だと述べたことで、金融保証会社アシュアドの株価は29 日に最大15%急落した。

一方、ギリシャは債権者との協議が不調に終わり、チプラス首相が 支援条件の受け入れの是非を問う国民投票を実施すると発表。同国のユ ーロ離脱のリスクが高まり、ATMやガソリンスタンドには人々の長い 行列ができた。ユーロの対ドル相場は過去1年で18%下落している。

ロバートソン氏はギリシャ情勢についても、「ユーロ・ショートの かなりのポジションを長期間保持しており、喜ばしいことだ」と歓迎し た。

原題:Hedge-Fund Billionaire Julian Robertson Shrugs as World Churns(抜粋)

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