マイアミで買い物していた富裕層ブラジル人、国内に回帰

ルイ・ヴィトンのハンドバッグやシャネルの ドレスを購入するため、かつて飛行機で米マイアミを訪れていたブラジ ル人たちが週末に国内で買い物をするようになり、高級ショッピングモ ールを運営する同国のイグアテミ・エムプレザ・ジ・ショッピング・セ ンターの利益につながっている。

同社のカルロス・ジェレイサチ最高経営責任者(CEO)は「今で は所得が国内にとどまっている」と語る。

通貨レアルがドルに対し過去1年間で42%下落し海外旅行が減った ため、ブラジル人が5月に国外で支出した金額は14億1000万ドル (約1700億円)と、前年同月を30%余り下回った。投資家らは富裕層の ブラジル人が依然としてグッチやカルティエの商品購入を望んでいると 判断し、イグアテミ株を購入。同社の株価は過去1年間に9.6%上昇し た。この間にボベスパ指数は0.3%低下している。

米JPモルガン・チェースのアナリスト、マルセロ・モタ氏はサン パウロからの電話インタビューで、「イグアテミは高級モールを保有し ているためレアル安が支援要因になっている」と指摘する。

モタ氏によれば、ブラジル人の海外旅行は減り、ニューヨークへ旅 行する代わりに国内で買い物するようになっている。国内での買い物は 分割払いやクレジットカード払いで通貨変動の影響を受けないという利 点もある。

イグアテミはサンパウロにある高級ショッピングモールのうち2つ を運営している。

原題:Miami’s Loss Is Iguatemi’s Gain as Brazilians Shop at Local Mall(抜粋)

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