「未知の貨物列車」に直面した月曜の朝-過去の分析が慰めに

またもや答えより疑問の方が多く 生じた週末に続く月曜の朝だった。ウィーデンの主任グローバルストラ テジストのマイケル・パーブス氏によれば、29日の市場が直面したのは 「未知の貨物列車」だ。

積み込まれている貨物は、ギリシャの7月5日の国民投票をめぐ り、国際社会の支援条件の受け入れ拒否を呼び掛けるチプラス首相を国 民が支持しなければ今後は誰が政権を担うのか、そして一連の混乱の結 果どういった社会不安が生じ得るか、といった疑問だ。ギリシャが国内 の銀行業務や株式市場を1週間にわたり停止する中で、明解な答えを求 める投資家には難しい問い掛けだ。

今回のような事態の反応を見極めるのに、過去の市場動向を振り返 ることは慰めや解明の一助になるかもしれない。S&P500種株価指数 を分析したS&PキャピタルIQのサム・ストーバル氏によると、1963 年のケネディ米大統領暗殺や2001年9月11日の米同時多発テロ、08年9 月15日の米リーマン・ブラザーズ破綻、11年3月11日の東日本大震災な ど過去14回の市場ショック後の1営業日の下落率は中央値で2.4%だっ た。

同分析の中央値によれば、こうしたショック後の米株式相場は8営 業日にわたる5.2%下落で底を打つ。この下げ分を取り戻する期間は14 営業日だ。だが個々のケースで差が大きい。ケネディ暗殺や10年5月の フラッシュ・クラッシュ(数分間でのダウ工業株30種平均の急落)後で は1営業日で底に達したのに対し、リーマン・ショックでは121営業日 かかった。回復に要したのはケネディ暗殺で2営業日、リーマン・ショ ックで285営業日だ。

ストバール氏は「強気相場中に起きる株価急落を招く予期せぬ出来 事は一般的にその経済的影響は短期的だ。楽観的なトレーダーが買いに 回り、株価を元の水準かそれ以上に押し上げる」と指摘している。

原題:‘A Freight Train of Unknowns’ Confronts Investors With Greece(抜粋)

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