ギリシャ生まれBOAアナリスト、最悪これから-人道危機も

米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)の欧 州通貨戦略責任者を務めるアタナシオス・バンバキディス氏は、利益を 出すか、少なくとも損失を最小限に抑えるにはどうしたらよいか顧客に ロンドンから助言しているが、生まれ故郷のギリシャが深刻な危機に陥 り難しい立場に置かれている。

欧州中央銀行(ECB)が緊急流動性支援(ELA)の上限を引き 上げない限り、ギリシャの銀行の現金供給が底を突き、医薬品を含む輸 入品が不足する事態に陥るとバンバキディス氏はインタビューで指摘し た。7月5日の国民投票は、8月の総選挙と新たな政府の発足につなが る可能性が高い。

バンバキディス氏は「ギリシャが新たな資金を得るのは早くても9 月以降となり、その間にも同国経済は崩壊するだろう。個人のレベル で、これは非常に悪い状況であり、最悪の事態が訪れるのはこれから だ」と分析。ECBがELAの上限を引き上げなければ、「人道危機が 発生する」と警告した。

同氏は「ギリシャは医薬品や食料品など製品の多くを輸入してお り、日用品が不足したり、給与の引き出しができなくなくなったりすれ ば人々の生活に影響が出始めるだろう」と語った。ギリシャでは29日の 資本規制導入に伴い、現金自動預払機(ATM)からの現金引き出しは 1つの口座につき1日最大60ユーロ(約8200円)に制限されている。

原題:BofA Strategist, Who’s Greek, Sees Humanitarian Disaster Looming(抜粋)

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